場面緘黙症 診断

場面緘黙症の診断基準

お医者さんによる場面緘黙の診断は、基準が5つあります。

 

1.他の状況では話す事ができるのに、特定の状況になると一貫して話せなくなる。
2.症状が会社や学校等の成績、意思伝達を大きく妨害している。
3.持続期間が最低一か月、ただし学校生活の最初の一か月は含まない。
4.話せない原因が、その状況での適切な話し言葉を知らないからでは無い。
5.吃音などのコミュニケーション障がいではよりよく説明できず、広汎性発達障がいや統合失調症、
 他の精神病の経過中のみには発生しない。

 

と言った所が診断のポイントになります。
DSMと呼ばれる精神疾患の診断・統計マニュアルに基づいた基準です。

 

幼稚園で症状が表れた場合、診断は小学校入学前に受ける場合が多いそうですが、
早めに治療を開始するのが望ましいので先述の5つの基準を当てはめてみて、

 

「あれ?」と思ったらその段階で診断を受けましょう。
しゃべれない事が原因で苛めにつながる事もあるので、焦って治させようとするのはNGですが、

 

なるべく早く、できるだけの治療は受けさせてあげてください。
小児科で診て貰えますが、まずは市町村の窓口で問い合わせ、すすめられた病院へ行くのが良いですね。

 

子供に多い症状ですが、大人の場面緘黙症もあります。

 

子供の頃の場面緘黙がまだ治りきっていなかったり、高校?社会人になるまでの間の出来事が
きっかけで発症する事もあります。

 

大人の場合はメンタルクリニックで診断、治療が受けられます。
治そうと努力している人も大勢居ますので、勇気を出して病院に行ってみてください。